10歳女の子「永久歯がガタガタに生えてきた」マルチブラケット装置と遠心移動装置を使い、非抜歯で矯正した症例
治療前
治療後
主訴 | 「永久歯がガタガタに生えてきた」とご相談をいただきました。 |
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診断 | 診察したところ、乳歯と永久歯が混在している状態でしたが、特に永久歯の前歯が上下ともにガタガタに生える「叢生(そうせい)」でした。 あごの大きさから、歯の並ぶスペースが不足していることが原因だと考えられました。 また、全体的にプラークが付着しており、軽度の歯肉炎が見られました。歯並びが悪いことから、きちんと歯磨きができていないと思われました。 |
治療内容 | 前歯がきれいに並ぶよう、奥歯を後方へ移動させてスペースを確保する必要があることをご説明しました。 ワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」と、歯を抜かずに奥歯を後方に移動させる「遠心移動装置」を組み合わせた矯正治療をご提案しました。 |
年齢 | 10歳女の子 |
治療期間 | 約4年6ヶ月(35回) |
費用 | 治療費650,000円(その他に調整費・消費税が必要) |
術後の経過や現在の様子 | 前歯がまっすぐきれいに並び、歯ブラシがきちんと届くようになったことで、歯周病や虫歯も起きにくくなりました。 現在は後戻りを防ぐため保定装置を付けていただき、定期検診で経過を観察しています。 |
治療のリスクについて | ・治療中は発音しにくい場合があります ・矯正中、舌が動かしにくいことがあります ・治療中に装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります ・歯の移動に伴って違和感や痛みを感じる場合があります ・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります |