矯正治療Q&A

歯並びを治すのはなぜですか?
矯正治療による目的はさまざまですが、大きく以下のことが言えます。

① 『美しい歯ならびとスマイルをつくること。』
② 『健康な歯周組織を得て、虫歯と歯周病のリスクを下げること。』
③ 『よく咬めるようにして胃腸の負担をへらすこと。』
④ 『口もととあごの成長をコントロールすること。』
⑤ 『きれいな発音ができるようにすること。』
⑥ 『健全な咀嚼運動は脳の血流を促進し、老化防止にもつながります。』

つまり、矯正治療によって、歯並びと噛み合わせを整えることで、虫歯や歯周病にかかりにくく、食べ物もしっかりと噛めるようになります。さらに、美しい口元になり素敵な容貌や笑顔を作ることはもちろん、バランスのとれた顔立ちになり、老化防止、つまりアンチエイジングを維持することにつながります。
矯正治療は痛くないの?
矯正の治療は歯や顎をに対して力をかけることにより少しずつ動かしていきます。そのため、診療後から2~3日、治療前にはなかった違和感や咬んだ時に歯が浮くような痛みを伴うことがあります。

使用する装置による差があるものの、それほど強い痛みが長期間に及ぶということはないです。
病的なものではないですが、痛みにも個人差がありますのであまりにも我慢できない時には、鎮痛剤を処方します。
歯並びの治療を始める時期は何歳ごろがいいのでしょうか?
症状、年齢によって治療開始時期が異なりますので、気になった時点で一度ご相談されることを、おすすめします。たとえば、受け口や顎の左右へのズレなどでは3歳ころから治療を開始したほうがよい場合もあります。

一般的に子供の矯正治療の対象になる場合は5~7歳ごろに開始することが多いです。
一方、骨の成長に問題がない場合や永久歯を抜歯する必要性がある場合などは、永久歯の生えそろう10歳~12歳くらいに治療を開始します。