歯に隙間がある・すきっ歯とは?

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すきっぱとは歯の間に隙間のある歯並びです。

通常、乳歯列では、乳歯の大きさよりあごのほうが 大きいため、歯の間に隙間ができます。この隙間は今後生えてくるであろう大きい永久歯のための隙間です。この隙間があることにより、大きな永久歯が生えてきても歯は重なることなくきれいに整列していきます。

近年は隙間がなく、きっちりした乳歯列のお子様が増えており、乳歯列の時は歯の重なりはなかったのに永久歯が生えてきたとたんにでこぼこの歯列になってしまうことがよくあります。小さい乳歯でいるときのすきっ歯は、大きい永久歯のための準備のための隙間です。

乳歯列では隙間のある歯並びは正常です。大人になっても隙間がある場合は歯の大きさとあごの大きさの差が、歯のほうが小さいことにより生じます。

一般に縄文人の遺伝形質を継いでいる人は歯が小さく、すきっ歯になりやすく、弥生人の遺伝形質を継いでいる人は歯が大きいためすきっ歯にはなりにくいです。

先天的に歯の欠損がある人も歯の数が少ないために隙間のある歯並びになります。下あごの突き上げが強い人は上顎の前歯に隙間を作ることがあります。反対咬合で下顎の前歯に隙間のある人もいます。

反対咬合を治すことで隙間を無くすことができます。隙間のある歯並びの矯正治療は個々の症状に合わせて対応することになります。