マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)はアタッチメントにしっかりはめないといけません。

  • ホーム
  • 歯並びの雑学
  • マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)はアタッチメントにしっかりはめないといけません。

今月の話題はマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)です。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)について

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)はマウスピース矯正の商品の一つです。マウスピースによる矯正治療には多くの利点があります。①従来の粘土による型どりがいらない。(ゴム系の型どりをする方法もあります。)従来のアルギン酸のバテでの型どりではなく、スキャナーから光を当ててその反射をデジタル信号に変えて3次元の型を取ることで、マウスピースは作成されます。おう吐反射の強い人でも快適に型どりができるので、いままで型の取れなかった人でも矯正治療ができます。おう吐反射の我慢できる人でも気分が楽です。

 

審美的(見た目がキレイ)であり、ビジネスにも差支えがありません。

②見た目がきれい。基本的に針金を使わないので、審美性に優れています。近くから見てもあまり目立ちません。ただし、コーヒーや赤ワインなどの色のついた飲食物では着色してしまいます。飲食の時は外さないといけません。

 

針金矯正より痛みが少ない

③痛みが少ない。マウスピース矯正では一度に動かす量が少ないので、歯に対する圧力が針金の時より小さく、そのため矯正の痛みが針金よりも小さい。一枚のマウスピースで動かす量は0.25mmです。歯根膜の可動範囲よりも小さいため、単に圧迫されているくらいの感覚です。動かし始めは歯根膜が緩んでいないので、全行程の中で最初が一番きついことが多いです。大人の方の場合は最初の1枚目は少し長くはめていたほうが良いようです。慣れてきたら交換の日にちを少なくします。

 

歯磨きが楽である

④歯磨きが簡単。針金の時は隙間に食べかすが挟まって取るのが大変でした。食べるたびに歯ブラシは欠かせません。マウスピース矯正でも歯ブラシの携帯は必要ですが、針金の時ほど大変ではなく、さっさとできます。外して食べるので、食事も普通に食べられますし、歯磨きも普通にできます。欠点もあります。

 

欠点 「自分ではめないといけない。子供より大人のほうがルーズになりやすい。」

①はめていないといけない。針金矯正は付けたままなので、何もしなくても矯正は進むのですが、マウスピース矯正は自分で取り外ししないといけないため、食べた後で、しばらくはめないでいるとそのまま忘れてしまうこともあり、せっかく動いた歯が戻ってしまいます。矯正が進みません。子供より大人の方のほうがルーズになりやすいという統計があります。

 

マウスピースは豊隆部を乗り越えてはまるので、変形しやすい。一度指で絞めなおしたほうが良い。

マウスピースは基本的には、はめるときに一度広がって歯の豊隆部を乗り越えてから歯にはまります。歯の横にアタッチメントという突起をつけることがあり、ここにかっちりマウスピースのくぼみがはまるようになっています。中途半端になると歯を押す力の方向が予定外の方向になってしまい、かえって歯並びを悪くしてしまいます。また、はめたときに広がったマウスピースをそのままにしているとやはりアタッチメントをしっかり把持しないため予定外の動きを歯に与えてしまいます。一度しっかり歯に合わせたほうが良いです。一度予定の動きから外れてしまうと次のマウスピースで取り込むことは不可能です。どんどん予定から外れてしまいます。マウスピースをうまく使うことが大事です。