矯正治療を受ける前に自分でできることについて

矯正治療を受ける前にできること、やっておくと良いことについて

今月の話題は矯正治療を受ける前に、自分でできることです。

①一つは、その不正咬合を自分で治すことができることがあります。

②二つめは、不正咬合の発生の原因となったもの、増悪させていることを解消することで不正咬合の進行を止めることができます。
今後矯正治療を始める場合でも治療の進みが早く、スムースに治すことができます。

自分で不正咬合を改善する方法

自分で不正咬合を改善できる場合は、特に小さい頃の1~2本の交差咬合です。
アイスクリームのへらなどを交差している上下の歯の間に挟んで、上の歯を前に、
下の歯を後ろに力がかかるように噛みます。毎晩忘れずに行いましょう。

この簡単な方法で治ってしまうことがあります。矯正歯科へ行かずとも良くなることが期待できます。
やっても治らない場合もありますので、治らないと判断した段階で、矯正歯科へ相談に行きましょう。
お口や歯茎を痛めないように気をつけましょう。

空き間のある出っ歯の場合は、口を閉じることを常に気を付けること、舌で歯を触らないようにすることで、自然に治ることがあります。ただし、これには時間がかかります。
やはり治らないと判断したところで矯正歯科へ行きましょう。

舌の癖を治すのには、あいうべ体操という有効な舌の体操があります。
書店の健康コーナーに参考書があることが多いので、詳しくはそちらをご覧ください。

舌の癖が治らないと奥歯の負担が過重になり、奥歯のもちが悪くなります。
矯正治療をしても治り方が遅くなったり、治療後の隙間の再発が起こったりします。

不正咬合を増長する癖や習慣を止める

頬杖や横向き寝の習慣があったり、うつぶせ寝の習慣、顔や顎に手を当てたままでの睡眠習慣は上顎前突などの不正咬合を増長しますので、止めましょう。

足を組むなどの習慣も顎関節症や顎のずれなどの不正咬合を作り、また増悪させます。

本を読むときの姿勢、テレビを見るときの姿勢、パソコンを使うときの姿勢、勉強しているときの姿勢、椅子に座ったときの姿勢で、肩と腰と顔の向きが同じ方向へ向いているか、いつも首を傾げた姿勢になっていないか、写真を撮るときに顔の向きの修正をいつも指示されていないか。
これらも特定の歯を移動させ、不正咬合を増悪させます。

携帯を見るときの首の傾きも不正歯列を増悪させます。

習慣的に歯を噛んでいる癖、普段何もしないときに上下の歯同士があたっていたり、噛み合っていたりすることも過度の噛み込みを作るので治したほうが良いです。

上下の歯同士は間に隙間を開けておくことが正解です。
口をぽかんと空いているのも良くありません。

これらの何気ない動作が不正咬合の原因になっていたり増悪の原因になっています。
矯正治療を開始する前に改善しておくと良いです。

かかりつけの歯科医を持ち、定期的に検診していただくようにすることも良いことです。