8歳女の子「前歯が突き出ていて気になる」マルチブラケットを使って歯を抜かずに歯並びを改善した症例

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治療前

治療後

主訴 「上の前歯が出っ歯になっているため、見た目が気になる」とご相談をいただきました。
診断 診察したところ、まだ永久歯が生えそろっていない状態でしたが、上の前歯が突き出ている「出っ歯」でした。
また、上の歯が下の歯が見えないくらいかぶさっている「過蓋咬合(かがいこうごう)」も見られ、噛み合わせが悪い状態でした。

過蓋咬合は自覚しにくく放置されがちですが、下のあごの動きが抑制されて「顎関節症」などの発症リスクがあるため、注意が必要です。

治療内容 今回のような症例の場合、一般的には抜歯が推奨されますが、当院では「遠心移動装置」を用いて奥歯から後方に移動させていく方法をご提案しています。大臼歯を遠心へ移動することにより、抜歯をせずに歯並びを整えるためのスペースを確保します。古い症例ですので、現在であればカスタムメイド型マウスピースでの治療もご提案できたと思います。

スペースを確保した後は、主にワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」を用いて歯を移動していくことをご説明し、ご了承をいただきました。

年齢 8歳女の子
治療期間 約4年
費用 治療費650,000円(その他に調整費・消費税が必要)
術後の経過や現在の様子 歯並びがきれいに整い、噛み合わせも良好になりました。
矯正治療後は後戻りを防ぐために保定装置をつけていただき、定期検診で経過を観察しています。
治療のリスクについて ・治療中は発音しにくい場合があります
・矯正中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中に装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります
・歯の移動に伴って違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります

矯正治療のリスクについてこちらをご確認ください。

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