10代女性「八重歯が気になる」ワイヤー装置と奥歯を後ろに動かす装置を組み合わせ、歯を抜かずに歯並びを治療した症例
治療前
治療後
主訴 | 「八重歯が気になる」とご相談いただきました。 |
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診断 | 上あごと下あごともに歯がきれいに並ぶためのスペースが不足しており、歯がでこぼこに生えてしまう「叢生(そうせい)」でした。 特に上の前歯2本(犬歯/3番)は正常な位置より大きく外側に飛び出ている「八重歯」で、かみ合わせも悪くなっていたため、奥歯とあご関節に負担がかかっていました。 |
治療内容 | 四角いボタンのような小さい装置を歯に接着し、ワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」と、奥歯を後方に移動させる「遠心移動装置」を組み合わせ、スペースを確保して前歯をきれいに並べる治療を行いました。
通常であれば前歯の隣りの歯(第1小臼歯/4番)を抜いたり、歯と歯の間をわずかに削ってスペースを作る「ディスキング」を併用して治療することもあるケースですが、今回は前歯だけでなく奥歯から動かすことで、歯を抜いたり削ったりすることなく十分なスペースを確保することができました。 |
年齢 | 10代女性 |
治療期間 | 2年10ヶ月(26回) |
費用 | 治療費650,000円(その他に調整費・消費税が必要) |
術後の経過や現在の様子 | 上の前歯は後ろに下がって正常な位置にきちんと並び、下の前歯もまっすぐきれいに整いました。 かみ合わせも改善され、前歯でしっかりかめるようになったため、奥歯やあご関節の負担も軽減されました。 患者様には、きれいになった歯並びに大変ご満足いただき、歯を抜いたり削ったりせずに治療できたことにもお喜びいただけております。 |
治療のリスクについて | ・治療中は発音しにくい場合があります。 ・矯正中、舌が動かしにくいことがあります。 ・治療中に装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります。 ・歯の移動に伴って違和感や痛みを感じる場合があります。 ・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。 |