15歳女の子 デコボコに生えている上前歯を遠心移動装置とワイヤー矯正で治療した症例

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治療前

治療中

治療後

主訴 「歯がデコボコに並んでいるのが気になる」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、上前歯がデコボコに生えていました。
乱れた歯並びを放置すると、歯ブラシをうまく当てることができず虫歯や歯周病になるリスクが高まるため、矯正治療で歯並びを整える必要があります。

また、下の歯並びは問題ありませんでしたが、上前歯の歯並びを改善する場合、それに合わせて下の歯も矯正治療で整える必要があると診断しました。

治療内容 前歯を正しく並べるためには歯を移動させるスペースが必要です。そこで、2種類の治療方法を提案しました。

①歯と歯の間をわずかに削ってスペースを確保する「ディスキング」
歯を抜かずにスペースを確保する治療方法です。とくに前歯の軽度なガタつきを整える際に有効で、歯列全体のバランスや噛み合わせの改善が期待できます。
ただ、健康な歯を削ることで知覚過敏が起こるリスクがあったり、歯を削りすぎると虫歯や歯周病のリスクが高まったりする点がデメリットです。

②歯を後方に移動する「遠心移動」
歯並びの幅を広げたり歯を後方に移動させたりして、歯並びを整える方法です。
抜歯をせずにスペースを確保するため歯の移動量は限られますが、抜歯矯正よりも治療期間の短縮が期待できます。

それぞれの治療について丁寧に説明したところ、患者様は歯を削らずにすむ②の遠心移動を選択されました。

まず、奥歯を後方に引く遠心移動装置を使用して歯を動かし、前歯を正しい位置に並べるためのスペースを確保します。
次に、歯の表面にブラケットと呼ばれる四角い器具を接着し、そこにワイヤーを通して歯を移動させるダイレクトボンディングシステム法を用いて、ワイヤー矯正を行いました。

後日、歯並びが改善されたことを確認し、治療を終了しています。

年齢 15歳女の子
治療期間 2年4ヶ月(22回)
費用 650,000円
治療のリスクについて ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

矯正治療のリスクについてこちらをご確認ください。