治療前





治療後





主訴 | 「出っ歯が気になるので治したい」とご相談いただきました。 |
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診断 | 拝見したところ、上の歯並びの幅が狭く、歯が適切な位置に生えるためのスペースが不足していることが原因で前歯が前方に飛び出た「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」、いわゆる出っ歯の状態でした。
さらに、下の前歯も歯がきれいに並ぶスペースが不足しており、デコボコに生える「叢生(そうせい)」が認められました。 このような歯並びは見た目に影響を与えているだけでなく、歯ブラシが歯にしっかり当たりにくいため汚れが残りやすくなり、虫歯や歯茎に炎症が起こる「歯肉炎」のリスクを高めます。 以上のことから、矯正治療を行い歯並びを改善する必要があると診断しました。 |
治療内容 | 矯正治療の方法として、以下の2つを提案しました。
①抜歯矯正 ②非抜歯矯正 それぞれのメリット・デメリットを説明したところ、患者様は非抜歯矯正を希望されました。 非抜歯矯正を行うにあたり、奥歯を後ろに移動させる「遠心移動装置」と、歯の表面に四角いボタン状の器具を接着しそこにワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」を組み合わせて治療することをお伝えし、同意いただきました。 まず、遠心移動装置を上下に使用して、歯を並べるために必要なスペースを確保します。 |
年齢 | 13歳~15歳女の子 |
治療期間 | 3年(29回) |
費用 | 650,000円 |
治療のリスクについて | ・治療中、発音しにくい場合があります ・治療中、舌が動かしにくいことがあります ・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります ・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります |