14歳女の子 奥歯を後方に移動させる装置とワイヤー矯正を併用して八重歯が目立つデコボコの歯並びを改善した症例

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治療前

治療中

治療後

主訴 「歯のデコボコを治したい。とくに八重歯が気になる」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、上左右の前歯(側切歯)が内側に入り込み、犬歯が前方に飛び出ている八重歯で、上下の前歯が噛み合っていない状態でした。

歯並びが乱れたままだと奥歯に過度な負担がかかり、将来的に奥歯に痛みを生じる可能性があります。
以上のことから、見た目だけでなく、噛み合わせも整える治療が必要だと診断しました。

また、歯を正しい位置に移動させるスペースを確保するため、抜歯または歯を後方に移動させる「遠心移動」を行う必要があります。
しかし患者様はもともと口元が後退しており、抜歯を行うとさらに後退することが懸念されました。

治療内容 診断結果を丁寧に説明したうえで、まずは奥歯を後方に移動させる「遠心移動装置」を使用することを提案し、同意いただきました。
遠心移動装置は、装着してから慣れるまでに痛みや違和感が生じる場合がありますが、抜歯を行わずに歯並びを整えることが可能です。
ただし、遠心移動だけではスペースが十分に確保できない場合には、抜歯を行う可能性があることもお伝えしています。

遠心移動によりスペースが確保できたため、歯の表面に四角い装置「ブラケット」を装着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整える「ワイヤー矯正」を実施しました。
ワイヤー矯正では、確保したスペースを利用して歯を正しい位置に移動させます。
上下の歯がしっかりと噛み合うように微調整を行い、治療を終了しました。

年齢 14歳女の子
治療期間 2年10ヶ月(30回)
費用 650,000円
治療のリスクについて ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

矯正治療のリスクについてこちらをご確認ください。