17歳女性 奥歯を後ろに動かす遠心移動装置とワイヤー矯正を併用して歯並びを改善した症例

  • ホーム
  • 治療事例
  • 17歳女性 奥歯を後ろに動かす遠心移動装置とワイヤー矯正を併用して歯並びを改善した症例

治療前

治療後

主訴 「デコボコしている歯並びと出っ歯を治したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、上下の前歯は歯が生え揃うスペースが不足していることが原因で、歯が正常な位置からずれたりねじれたりしてデコボコに生えている「叢生(そうせい)」が見られました。
また、歯が唇側から外側に生える「唇側傾斜」も認められます。

歯並びや噛み合わせの問題をこのまま放置すると、歯ブラシがしっかりと当たらないことで虫歯が生じたり、歯茎に炎症が起こる「歯周病」のリスクが高まったりしてしまいます。さらに、噛む力の低下が原因で顎関節に痛みが出る「顎関節症」を引き起こすおそれもあるため、矯正治療が必要だと診断しました。

治療内容 突出した前歯と歯並びを整えるために、奥歯を後ろに移動させる「遠心移動装置」を上下に使用したあと、歯の表面に接着したボタン状の器具にワイヤーを通して歯を移動させる「マルチブラケット装置」を使う矯正治療を提案し、同意いただきました。

遠心移動装置とマルチブラケット装置を組み合わせた矯正方法であれば、上下の奥歯をしっかりと後方に移動させて前歯を正しい位置に並べるためのスペースを確保し、歯並びを整えることが可能です。

まず、遠心移動装置を使用して上下左右の奥歯を動かしたところ、歯を並べるために必要なスペースを十分に確保することができました。

全体のバランスを確認しつつマルチブラケット装置を用いて歯並びを整えた結果、上下の前歯が正しい位置に並び、前に傾斜していた歯並びも併せて改善することができたため、治療を終了しています。

年齢 17歳女性
治療期間 3年0ヶ月(29回)
費用 630,000円
治療のリスクについて ・治療中は装置が原因で発音しにくくなる場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります

・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります

・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります

矯正治療のリスクについてこちらをご確認ください。