ガタガタ・乱ぐい歯・叢生(そうせい)とは?
歯の生え方で、重なりがあることを叢生といいます。通常、歯は重ならない状態で生えるものですが、何らかの原因で、重なってしまうことがあります。
隙間が足りない
多くの場合は生える隙間がなく、それでも無理して生えてこようとする場合で、狭い隙間に生えてくるため、ねじれたり、重なって生えてくることになります。 原因は歯の生える隙間の不足です。あごの未発育により隙間が用意されなかったため、隙間が不足して起こることが多いです。
後ろの歯から押される
元々は重なっていなかったのに後ろの歯から当該歯が押されて、でこぼこになる場合もあります。 親知らずの萌出などにより後方から歯が押されて前歯にそのしわ寄せが起こり、重なります。
唇の圧力
唇の圧力で歯が移動して重なることもあります。
笑筋の厚み
えくぼを作る笑筋の厚みで歯列の中間部に叢生を発生することもあります。
かみしめる癖
かみしめる癖で歯が移動して叢生を発生させることもあります。
隣の歯に押される
萌出途中の隣の歯に歯の根が押されて当該歯が移動し、叢生になることもあります。
上下の歯で押し合う
上下の噛みあう歯同士の干渉で押し出されて叢生になることもあります。
頬杖などのくせ
頬杖などにより、歯列の横から圧力が加わり、叢生を発症することがあります。
矯正治療ではガタガタになった歯の並びを直しますが、叢生の発症の原因により、対応方法が変わります。