やる気スイッチが入るには本人が変わらないとスイッチは入りません。人が変わるには『解凍』が必要です。解凍は変化の必要性を認識し、均衡状態を壊すことです。危機感をもつことから始まります。

  • やる気スイッチが入るには本人が変わらないとスイッチは入りません。人が変わるには『解凍』が必要です。解凍は変化の必要性を認識し、均衡状態を壊すことです。危機感をもつことから始まります。

今月の話題はやる気スイッチです。

やる気スイッチが入るには本人が変わらないとスイッチは入りません。人が変わるには一連の過程があります。
社会心理学者クルト・レヴィンはチェンジ理論で3つのプロセスを説いています。 ①解凍(Unfreezing)②変革(Transition)③再凍結(Freezing)です。
①解凍は従来からのやり方に対して変化の必要性を認識し、均衡状態を壊すことです。現状を認識し、危機感をもつことから始まります。従来の気持ちから決別し、新たな気持ちに変化する準備段階です。
②変革は従来の方法から変わる過程であり、学習するプロセスです。
③再凍結は新しい方法の定着、慣習化をいいます。成功事例をもつことで、手ごたえを感じることが重要です。

解凍のカギは時間と空間にあります。
①ロングレンジ効果;目先にとらわれている場合などは3~5年先のことを考えさせ、先にある新しい世界を考えさせる。
②ショートレンジ効果;夢だけを追っている場合などは今日を充実することに目を向けさせる。
③タイムマシン効果;過去や未来に視点を移し、親になったときに子供にどう語れるか、どうして今ここにいるのか等を考えさせる。原点に帰る。
④デッドライン効果;時間に区切りをもたせ、濃い時間をもつようにさせる。
⑤ズームアウト効果;高く広い視界を与える。全体をふかんして自分のいる場所を再認識する。
⑥ズームイン効果;あれやこれやに目がいく場合は一つのことに集中するように仕向ける。
⑦アングル効果;違う角度から見させる。他人から見たらどうなのかなど視点を変えて見る。
⑧ロールプレイング効果;他者になり替わって捉える。自分が親の立場になったらなど考えてみる。
などが解凍のきっかけになります。

個人個人の行動タイプによってもやる気スイッチの入るタイミングに違いがあります。
①アタックタイプは勝ち負けにこだわるタイプです。結果を重視し、成果が数字に表わされることで、刺激を受けます。テストの成績や順位がモチベーションを起こさせる源泉です。
②レシーブタイプは支援や貢献に重きを置くタイプです。自分のことよりも他者への貢献を意識し、良好な人間関係の維持を強く願います。このタイプの子供の報酬は周囲からの感謝、称賛と良好な友人関係です。
③フィーリングタイプは感情や感覚、美醜にこだわるタイプです。創造力を発揮することができるような、あるいは裁量権が与えられているような環境で生き生きと動きます。
④シンキングタイプは因果や論理にこだわるタイプです。思考を深めて分析するような状態を好みます。物事の仕組みを解明したり、未知の領域を探索することに生きがいをもちます。新たな知識を獲得することやその領域の専門家からの知見で幸福感を得ます。

子供のタイプは年齢、環境でも変化します。また、混合しているものなので、状況に応じて対応します。