でこぼこ、歯並びの症例2

症例カテゴリ:

この子も狭い歯並びです。特徴は歯がすべて内側に向いていることです。特に下顎の歯列は舌側に傾いてしまっています。そのため巾着を絞ったように歯列はでこぼこになっています。例えばこの内側に倒れてしまった歯を噛み合わせの方向へまっすぐ起こしたらどうでしょう?起こし上げることでそれだけで隙間ができます。歯列の直径が広くなることで、周長も広がり、重なりが少し解けてきます。まだ顎の骨の成長も期待できるので、隙間は十分かどうかはわかりませんが、稼ぐことはできるでしょう。人によって反応は違うので、どこまで変われるかはわかりません。でもこのままでは、ひとりでに歯が起き上がることはありません。それどころか噛むたびに歯は内側に倒されていくので、何もしないでいるともっと狭い歯列となり、ひどいでこぼこになっていきます。ここがこの子の運命の分かれ道でしょう。

治療前

治療後

第一段階の治療が終わりました。歯は噛み合わせに対してまっすぐ立ち上がりました。立ち上がっただけで隙間を得ることができ、全く抜歯は必要なくなりました。抜歯した歯列では歯は内側に傾斜気味であることが多く、噛むたびに内側へ押されるので、中には抜歯したのに後でまた叢生が発生することもあります。取り外しの機械だったので、虫歯も無縁です。多少下あごの大きい子なので、今後の発育でどうさらに変わっていくかがこれからのポイントです。針金の治療ほどの整列ではありませんが、この段階から針金をかければごくスムーズに無理なく短時間で、きれいな歯並びに変えることができます。最も大事なのは顎の発育です。土台作りに手をかけたかどうかが大きな違いとなってきます。やはり、この子の将来が矯正治療で大きく変わりました。ご希望があればさらに第二段階としてもっと噛める歯並びに変えることができます。針金にするかマウスピースにするかは本人とお母さまのご希望次第です。

主訴 でこぼこ
診断 アングルⅢ級叢生
年齢 7歳6か月
装置 シュワルツ 上顎けん引装置 ムーシールド
治療期間 動的治療2年7か月 定期健診2年0か月
費用 30万円(その他に調整料が必要)

矯正治療のリスクについてこちらをご確認ください。